Rickenbacker 4005V Jetglo

¥ 785,400 税込

加算ポイント：21,420pt

商品コード： RickenBacker4005V-Jetglo

リッケンバッカーのベース、と言えば、4000から続く、長年愛される流線形ボディの4003。

今までも数々のモデルが製作されては終息となる中、現在まで脈々と引き継がれております。

そんな新陳代謝が活発なリッケンバッカーのベースでは珍しく！？
今回4005が「4005V」としてリニューアル復活！

ありがたいことに当店にも入荷してまいりました。


さて、細かいことは抜きにして、もう、早速触ってみましょう！

アンプにつないでワクワク・・・

あれ？
イメージしていたよりも音が細い・・・

ん？フロントがほとんど出てない？？

セレクターを切り替えたり、ボリューム、トーンも、そして、よくわからないけど、小さな5つめのノブもフルテンにしても、フロントから柔らかそうなイメージの音が、ウンともすんとも、出てこない・・・

山野さんにもご相談したり、ウェブサイトをあちこち見てますと、どうも、
「小さな5つめのノブ」
が関連してるとのこと。

大変無知で失礼いたしました。

ざっと、まとめてみますと、この回路は1960年代当時のギター用と同じ仕様、のようでして、トレブルPU（リアPU）とベースPU（フロントPU）のバランスをとるためのもの、のようです。

当時の性能、アンプ事情、流行などからでしょうか。
トレブルＰＵにはローカットコンデンサを挟み、相対的にハイが強いサウンドを演出していたそうです。
そのため、音量的にはベースＰＵに比べ、下がってしまう。

そのままトグルスイッチをセンターにしても、ベースＰＵの出力が相対的に大きく、あまりトレブルＰＵの味わいを出すのがむずかしかったようです。

その問題を解決するために、5つ目のノブでベースＰＵのボリュームを５０％前後まで「絞る」（そのため、時計回りにフルテンにすると音量が下がる）機能がつけられたようですね。

それ以外にも、面白い使い方があるようですが、今回の回路では、トレブルピックアップにはローカットコンデンサは搭載されていないため、難しく考えず
「5つ目のノブは基本反時計回りいっぱい」
の常用でよいそうです。

おそらくほとんどの方が不要と思われるノブを敢えて当時のスタイルを再現してくれてるところはうれしいですね。


同じようにブリッジも昔ながらのシンプルな構造を踏襲。

Rマークをかたどったテールピースはボディサイドに取り付けられ、ブリッジも独立タイプ。

サドルは彫刻刀のような各弦独立タイプで、最新の4003と比べ、シンプルながらとても手のかかった作りを再現。


穴の開いたホロウボディはどちらかというとセミアコタイプという感じでしょうか。
トップ部分は360と同じように絶妙なしっかりとしたアールの有るデザイン処理。

一方、バックはまっすぐなフラット。
こちらも360と同じ雰囲気ですね。

バインディングは白黒のチェッカー仕様で、のっぺりとしたバックにちょっとした華やかさをプラス。

宝石のような深い黒のジェットグローと合わせて、バックではじっくりと見て楽しめます。


さて、すべてが原点回帰、かと思いますと、そこは常にアップデートを行うリッケンバッカー社。

ネックは最新の4003と同じ製法でロッドも最新のダブルアクションが一本と、この辺りは安心して利用できる仕様。

ポジションマークのトライアングルも同じ？かと思いましたら、ちょっとくすんで見えるのは、砕いた真珠を埋め込んだTriangle Pearlescentという仕様。
ローズウッドもちょっとビンテージっぽい色合いが選ばれ、この辺りも当時の雰囲気を再現。


まだまだ、見どころ満載な４００５V ですが、改めまして鳴らしてみましょう。

セミアコ構造の為、生音でもちょっと響くかな？というぐらいは聞こえます。

スケールは4003と同じく33インチとちょっと。
特にテンションバランスが悪いなどもなく、4003と同じように弾けます。

アンプを通してみますと、イメージ通りの60年代のブリティッシュサウンド的な、柔らかさを感じるサウンド。

4003ではリアPUをメインとして、ちょっと弱めのフロントを足し算引き算する、という感じですが、こちらは逆。

フロントPUをメインとして温もりあるサウンドにリアPUを足していく、という感じが心地よさそうです。


トースターピックアップはとてもバランスよく、クリアに出力されていますので、オールドなアンプはもちろん、敢えてクリア系のエピファニやトリックフィッシュなどの最新アンプで鳴らしてみると、1960年代には埋もれていた低音や高音が、はっきりくっきり、堪能できます。


いまのところ、限定モデルとはアナウンスされてなさそうですが、アップデートが頻繁なリッケンバッカー社ですので、急にまた「終息」となるかもしれません。

4003に比べ、ちょっとお高いのも気になりますが、
「また、入荷するよね！」と思ってたら、とても後悔しそうなベース。


これは！と思われましたら、手に入れても後悔しない、お勧めベースです！


※ブラック塗装の為、光に充てると磨き傷や磨き残し部分もございますが、一般的なリッケンバッカー品質ですので、このままのお渡しとなります。ご了承ください。



【主な仕様】
・カラー:Jetglo
・ボディ:Maple Hollow
・ネック:Maple/Walnut, Set neck　33 1/4″
・指板: rosewood Clear Paint
・ピックアップ:2 Vintage Single Coil Toaster Top
・プリアンプ:なし
・コントロール:2Volume, 2Tone,Mixer
・ペグ:Schaller Deluxe Machine Head
・ブリッジ:4 Saddle Vintage Type
・重量:4.12Kg
・専用Hard case付属
・保証:メーカー1年保証